エッセイ「羅王とハチ」

羅王とハチ

羅王:暑いね~、ハチくん。
ハチ:ホント暑いっすニャ~。

羅王:私はこの炎天下に散歩なんて!と遠慮したのだが
   ハチくん、キミが行きたいと言ったからですよ!
ハチ:え~? オイラだって暑いのはニガテっすニャ~。

羅王:じゃまあ、日陰で少し休むとするか。
ハチ:ワン! そいつはいいニャ~。

 

羅王:ハチくん、キミは最近どうだね?
ハチ:ボチボチっす。

 

羅王:じゃあ、快適に過ごしているのかな?

ハチ:ま~・・・近所のメス犬が気になって仕方ないニャ~。

 

羅王:じゃあ、キミもそろそろ犬としての自覚を持って
   そのヘンな猫語はよしといた方がいいよ。
ハチ:そぉ~かニャ~・・・?


羅王:いつからそんな猫語を使うようになったのかね?
ハチ:仔犬で拾われたときからずっとデニャ~。
   家には先住民族のバケ猫のお姉さんたちが居ますので!
羅王:ははは!バケ猫とはキミも言うねぇ~♪

羅王:それにしてもこう暑いと汗が止まらないな。
ハチ:そ~なんですよ!毛は抜けるし、肌は焼けるしニャ~!
羅王:ん? キミは私の顔と頭のことを言っているのかな?
ハチ:・・・(;^^)。

羅王:なんだか無性に血のしたたる肉が喰いたくなったな~!
ハチ:エッ、オイラはマズイっすよ(;><)

羅王:イヤイヤ、ハチくん安心したまえ!
   私は日本人なので犬を食する習慣はないんだ。
   じゃあ、暑いが散歩を続けようか!
   そして、帰りにスーパーでキミの好物でも買おう。
ハチ:ワン!ワン♪

羅王:おや、急に返事がいいね♪

ラ(^王^)ノ