最後の審判

最後の審判はもう起きている☆ラ(^王^)ノ

おはようございます! 羅王です。

ウェイト版タロットの大アルカナの最後に「審判」という名のカードがあります。
審判カード
「最後の審判」とは、世界の終わりにキリストが再降臨し、そして、亡くなった人々の魂を、
永遠の天国にゆく者と永遠の地獄にゆく者とに分ける、というキリスト教の宗教的思想を指しています。

ま、私はタロットの起源はキリスト教よりも古いと信じているので、このカードの名前は、いかにも宗教的な後付け感がぬぐい切れませんが・・・。

Wikiでも「最後の審判」について似たような解説をしていました:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AE%E5%AF%A9%E5%88%A4

いくつかの言葉を解説すると
世界の終わりに、とは:この地上に生きる人すべてが死に絶えて、その人生を全うした後、という意味です。

まあ、どうも世界が終末を迎えるアルマゲドン思想に絡んでいると誤解・・・理解されますが。

どちらにしても、誰ももうこの地上に肉体を持たずに、魂の次元に進む段階でという意味。

つまり、世界の最後はまだ訪れていないので、
最後の審判も当然のことながら、まだ起きていないのだと、羅王は理解しています。

キリストが再降臨:キリストは磔(はりつけ、と読む)にあって死んで、三日後に復活しますが、あれが最初の降臨です。

ま、世間では今でも「イースター」=復活祭として祝われています。
ただ、最初の降臨と異なるのは、キリストが再降臨するときには天使がラッパを吹くという部分です。その合図であらゆる死者が地上の眠りから覚めて、魂として目覚めます。

ここはちょっと大事なんですが、
肉体をもった人間として復活するのではないんです!

その合図で、カードでも天使がラッパを吹いています。
タロット・リーディングの基本である直観を磨くためには、まずカードに描かれている図柄を叙述をすることです。

天使が雲の上からラッパを吹いている。
描かれてはいないが、大きな音が世界中に鳴り響いているに違いない。

すると、棺桶の中から死者たちが起き上がり、天使に向かって両手を挙げ、喜びのポーズを取っている。

どうやらすべての死者はよみがえり、死という束縛から解放されて、全く新しい次元へと昇ってゆく、という状況なのだろう。

これをリーディングに置き換えると、
誰かがラッパを吹いたら・・・と置き換えるだけなら想像力は乏しく未熟で~す。ラッパは、人生の大きな転機、それも幸運への大転換だと捉えるといいでしょう。

ガン宣告をされて終末医療が必要かと考えていたが
完治した、とか、
ずっと出会いがなく結婚を諦めていたら、
告白された、とか、
難病から社会復帰したとか、
これまでやって来た地道な研究を
論文にまとめて出版する、とか・・・書き出すときりがない。

大事なことは、切っ掛けとなる出来事そのものは事故や病気やウツであっても、基本的に劇的な好転を示唆するカードなので必ずポジティブな意味で読むことです。

大抵の本にはカードのキーワードとして、再生とか復活とか生まれ変わりなどと書かれています。
まあ、だいたいそういう意味でいいんですが。

で~も~、再びカードの叙述に戻ると、
このまだ起きていない「最後の審判」は、人が死ぬ瞬間に見るというライフレヴューに似ている気がするし、小さな審判は実は毎瞬毎瞬起きているのではないか、と思ったら・・・、

アウグスティヌスという人もそういう解釈だと書かれていました。

**以下**引用です**:
アウグスティヌスは、キリストが生ける者と死せるものを裁くために天から来られる最後の審判について「最後の」、「終りの」という語を付けるのは、神が常に人を裁いておられるからだと教えている。
* * * * * 

キリストがという部分はさて置き、
人生のいつの時点でも大きな好転が起こり得る、と考えると楽しくなりますね♪

では、今日も
この、いずれ、いつか、必ず起きる審判の前祝をしませんか?(^王^)ノ

ラ☆彡(^王^)ノ