コラム「断食は美容に良い」

断食は美容に良い

つい先日私は7日間の断食をした。理由は肥り過ぎたというありきたリなものだ。私は二十代後半からすでに88kgあった。それが自分の標準体重であり、それを40代の半ばまでキープしたので、やはりその体重が一番自分らしい体型なのだろうと自分でも納得していた。ところが、最近そこからさらに8kgも太ってしまった。


なに?96kgというとどんなデブだ?と思われるかもしれないが、自分が気にするほど他人の印象は変わらないらしい。一応、身長は178cm程ある。だが、服を着て靴を履いて、鞄を持てば100kgを越えるというのは嬉くない。

これが断食の理由だ。


実は、ドイツ時代に妻と二人で本格的な「ヨガ断食コース」に参加して断食を体験し、正しい断食についての知識はある。本来のヨガ断食はかなりキツイものだが、まあ自分に甘い性格なので、今回は自作のやさしく無理のない断食バージョンにした。


まず、ヨガ断食の特徴はその名の通り

毎日ヨガをするのだが、もちろん私は占いに行ったりと仕事をして過ごした。また、二日に一度は浣腸して腸の中を空っぽにするが、これはなかなか難しい。そして、朝晩はハーブティー、昼は野菜エキスのジュースとなるが、私はドロッとした野菜ジュースを毎日飲んだ。

 

これってルール違反だが・・・まあいいか。

 

コップ一杯の果物ジュースとティースプーン一杯の蜂蜜は許されている。とはいえヨガ断食中でも、占い中に頭がボ~となってはマズイので、もう一杯余計に野菜ジュースを飲み、必要なときもうちょっと蜂蜜を舐めることにした。反則ばかりだ!


大原則は、固形物を摂取してはいけない。水分を取る。もちろん、炭水化物、動物性のたんぱく質及び脂肪を摂取すると、断食を中断しなければならなくなる。だから「ちょっとだけなら食べてもいいかな?」とズルをすると、その時点で身体が断食状態から抜け出ようとするので強制的に終わってしまうのだ。この誘惑には打ち勝ったぞ。


断食の効果は絶大である。

まず、肌に透明感が出てきて十歳くらいは若返る。むくみが消える。

ニキビや吹き出物などが消え、肌が白くなる。

体脂肪が燃焼して腹もへこむ。

血液がサラサラになる。

胃が小さくなる。

コレステロール値が下がる。

 

なんと、いいことばかりだ♪

断食中、胃の中が空っぽになったら肝臓を湯タンポなどで暖めるとよい。右側のあばら骨の下辺りだ。肝臓は普段アルコールや防腐剤、酸化防止剤などの毒物の中和で忙しい。だが、門脈から来る栄養の処理がなければ身体のメンテナンスをしてくれる。これが一番のデトックスと美容効果を発揮してくれるのだ♪  

 

ま、当然のことだが男女は不公平に出来ていて、男はやせやすい。私は7日間の断食で7kgほど落ち、妻は2~3kgだろう。ダイエットというよりも美容のためにオススメである。

 

断食で私はダイエットに成功し、少し若返った。まあ、下腹部は長いお付き合いと見えてそう簡単には消えてくれなかったが・・・。   

 

羅王