コラム「オープンハート」

オープンハート

 

コミュニケーションとは、実はエネルギー交換だ。

 

心がオープンでエネルギーが淀みなく流れる人とはとてもスムーズに会話が進み、一緒にいて楽しく、気持ちも軽くなる。そうでなく思考が不自由で制限のある人、つまりトラウマや思い込み、被害者意識などエネルギーの流れに対して障害のある人との会話は堂々巡りしてイライラするし、なかなか本質に辿り着けない。

他人の目を気にし過ぎて消極的になり自己防衛するとき、こんなことを言ったらヘンな人だと思われないか?と心配してカラを作るとき、あなたはせっせと障害物を造っている。障害物で分かりにくければ心理的なブロックと呼んでもいい。

 

基本的に自分の思いは正直に言ってもよい。ただ相手の欠点をあげつらえ!とか好き嫌いをズバズバ言え!などと勧めてはいない。それは心の表面の泡立ちにすぎない。心の奥はもっと深く、もっと静かで、もっと思いやりに満ちている。それらがここで言う「思い」だ。これはよく「大きな心」と表現される。

 

逆に、自己顕示欲や自己愛のせいで表現過多な人も制限のある人に数えられる。どちらにしても自分がどう受け取られるかの方を気にするという態度は自由を制限してしまうようだ。

 

オープンハートな人は相手に対して期待や偏見がなく、話の結果に対しても執着がない。相手に対して自由で無条件だと、自分自身に対しても自由で無条件になる。とにかくエネルギーがスムーズに流れることを心がけることがコミュニケーションを円滑にする秘訣だ。

 

コミュニケーションがエネルギー交換なら、言葉よりも態度がより多くを伝えると思って間違いない。それは文字よりも画像の情報量の方が多いことと同じだ。だから、言葉以外の表現(ノンバーバルな表現)にも気をつけたい。目は口ほどにものを言う、というではないか。ただし、相手が西洋人でない限りあまり直線的で睨みつけるような視線は無作法だろう。アイ・コンタクトは会話の内容に対する受容と理解のサインとして必要に応じて行うものだ。

 

スキンシップはもっと大容量のエネルギー交換になる!日本人は出会い頭に抱き合う習慣はないし、やたらに身体に触れるのを嫌がる人もいるので、握手あたりが無難だろう。

 

せっかくだからニコニコしていた方がいい。会話の間中ずっとニンマリしているとヘンだが、軽く微笑むのはアイコンタクトと合わせてもよい。もちろん挨拶時と別れ際には欠かせない。

 

道を歩いているときでも嬉しそうに見える顔をしていて損はない。

厳しい顔をする必要はない。「何かいいことあったんですか?」と尋ねられるくらいが吉相だ。

 

もしあなたが「私はいつも軽く微笑んでますよ」というなら、

一度、鏡を見て確かめた方がいい。

 

実はそれで私はビックリしたことがある。口角を上げて微笑んたまま、鏡の方に振り向いたのだが、鏡の中には無表情でブッとした顔のオジサンが私を睨みつけていた。それが微笑んでいる筈の私だった(^。^;)

 

私ほどのギャップはないにしても、あなたも一度確かめてみてはいかがだろう?

 

占い師☆彡羅王