こんにちは! 占い師の羅王(らおう)です♪
ここでは占い師が、ぜひ占いたくなる質問の仕方について 書く。
*** 占いにはそれぞれ専門がある? ***
私を占って下さい!は
とても答えにくい質問です・・・・(^王^;)
「質問のテーマを絞り込め!」
占いを知らない人が、
占い師は何でも占うことができるんだ!
と思うのは明らかな勘違い。
というのは占いの技術(以下、占術と呼ぶ)には、
それぞれ得意領域があり、もちろん不得意な領域もあるからだ。
また、たとえすべてが得意であっても、
そのすべてで鑑定するなら、とても長時間の鑑定となる。
だから、たとえ占い師がいくつかの占術を持っていても
同時にそのすべてを行うことはない。
もっとも効率よく回答するためには、
それに相応しい占術を選ぶ必要があるのだ。
そのための基礎知識を知っていると
鑑定への導入がとてもスムーズになる。
それがハッキリしない場合「相談内容はなんですか?」と占い師は尋ねるが
ネット上やメールのようにタイムラグのある対話形式では、
たいへん取り掛かりにくい質問となる。
占術は大きく分けて三つある。
「命術」・「相術」・「朴術」である。
命術は、誕生日から現在の運気、人生全体の運勢や性格や基本相性を導き出す。
有名なのは四柱推命、九星気学、西洋占星術、カバラ数秘術、算命学など多数。
相術は、人の身体の部分から、性格、健康状態、人生の主なイベント時期などを読み取る。
有名なものは手相、骨相、人相、耳、虹彩、足の裏など身体の殆どがそれに当たる。
朴術(ぼくじゅつ)は、偶然性から現在の問題の本質とその解決策を導き出す。
有名なものはタロット、筮竹(ぜいちく)、周易、ルーン、すべてのオラクルカード。
さらに、花占いとか、新しく話題に上る占術は大抵、朴術である。
プロの占い師は、占術にはそれぞれ専門分野があることを知っているので
ひとつの占術だけではなく、必ず複数の占術、それも上記の三大占術のうち二つ以上をカバーするように組み合わせて習得するのが普通である。
たとえば、よくあるのが
四柱推命とタロット。
西洋占星術にルーン。
九星気学に手相。
などなど。
だから「私を占って下さい!」という質問は曖昧で答えにくい。
財運、健康運、仕事運、恋愛運、家庭運、
適齢期、独立開業運、離婚などなど。
知りたい結果や問題となっているテーマ領域を絞り込まなければ
数ページにも及ぶ鑑定になってしまうからだ。
因みに、風水は古代の建築学や気象・地誌などを合わせた総合科学で現在は相術のひとつと理解されるものである。
また、夢占いや動物占いは心理学およびセラピーを合わせたものなので、むしろカウンセリングと言える。
上記の三大占術分類からは少し外れていて、科学を占いに近づけたが、まだ完璧に占いになっていないものだと
筆者は理解している。
*** 命術は人生全体を見渡す視点から運勢を鑑る ***
もちろん、占術によって必要な情報が違う。
「命術」
現在、自分は人生のどういうステージにいるのか?
ここ数年の運勢はどうか?
今付き合っている人と基本的な相性はどうか?
職業において私はどのような仕事に向いているのか?
これらの質問にもっとも得意に答えるのが命術だ。
命術には必ず生年月日が必要だ。
ただし、四柱推命はさらに生まれた時刻が必要だ。
四柱推命は4つの柱から占うと書くが、
その4つの柱とは、
・生まれた年
・生まれた月
・生まれた日
・生まれた時刻 ということだからだ。
また、ネット上やメールで相手は見えないが
なんにしても男なのか、女なのかは大切な情報なので
正確な鑑定結果を望むなら、これを欠かさない方がよい。
*** 相術は身体の部分に刻まれた人生の履歴書である ***
以下のことが知りたいときは、相術が向いている。
「相術」
基本的な性格と幼少期の性格形成。
現在の健康状態と生命力。寿命。
過去の出会いと大きな運命イベントの時期。
結婚適齢期。
とても大事なことだが、相術は実物を見ないと話しにならない。
ここでは、話を手相に絞ろう。
よく携帯の映像を見かけるが、上手く撮れているものはまれである。
第一、手のひらに力を入れて広げてしまうと、手相の殆どは消えてしまう。
だら~んと虚脱した方がいい。
また、光線はまっすぐではなく、斜めでないとやはり手相は消えてしまう。
これは風景の造形をしっかり撮る写真家も同じことを言うだろう。
見たい手相の筋は細かい線であることも多い。
占い師はそこに筋が出来るかどうか?を
手を押したり引いたりしながら
細かく見るのであって、一方向だけでは限界がある。
ではベストな撮影方法は?
「理想的な手相写真」
力を抜いた手に斜めの光線を当てた状態で、
少なくとも3方向から撮影した画像が必要だ。
ネット上で手相に関する鑑定回答がなかったり、
そのコメントが短い理由はそこにある!
手相は、2000人くらい鑑て、初めて自信がもてる
という類の鑑定法なので、手相を見る者は、
できれば多くの人の手相を観察したがっているのだ。
この私もそうだ。
まあ、1500人以上は見たと思うが、もっと見るぞ!
どちらにしても写真では限界がある。メディアでの
手相鑑定で所見が少ないなら、画像が悪いせいだ。
ちょっとでも詳しく観察できる画像が欠かせないのだ。
**** エネルギーを読むのが朴術だ ****
以下のことが知りたいときは、朴術が向いている。
「朴術」
現在の仕事は辞めどき?頑張りどき?
気になるあの人とは恋に発展する可能性は?
誕生日は分からないけれど、
職場のAさんが自分をどう思っているかを知りたい。
今付き合っている人と結婚できるかどうか?
次の試験に合格できるかどうか?
今年一年の恋愛運を月別に詳しく知りたい。
今構想中のどのプロジェクトが儲かるか?
ある人の自分に対する今後の気持ちの変化を知りたい。
これらの質問にもっとも的確に応えるのが朴術だ。
「朴術の道具はなんでもいい!」
朴術はタロットやトランプなどのカードでも、花びらでも木片でも
何を使っても占うことができる。
しかし、イメージや無数の組み合わせから導き出されるものであり
基本的にエネルギーを読みとる。
いわゆるリーディングすることなのである。
たとえば、朴術には
命術のように「基礎的な勉強によって修得する学習部分」があり、
相術のように「おおくの人と出会って経験値を高める必要」もあり、
さらに、特別に「直感」が必要とされる。
直感という素質なしにはリーディングは困難を極める。
まあ、ある程度直感の働く人がタロットなどに興味を持つものだ。
だから、
興味があるけれど、センスがないかもしれない?・・・などと
心配する必要は全くない!
これはタロットを学ぶ場合も同じだ。
興味があるなら、ある程度のセンスも必ずある。
これは私が保証してもいい!
「イメージは具体性を持たない」
また、カードはイメージで答えを出す。
すると、
現在は一応スムーズに運んでいるけれど、次へのステップを怖れている。
とはいえ、いろいろな方面からのサポートがあり、幸運もあって、
願っていたことが近々叶う。
それによって自分の独立と次なる目標への展望も開ける。
とまあ、こんな風に出るが・・・・、
それが進学なのか、就職活動なのか、仕事なのか、昇進なのか、
結婚なのか、離婚なのか、独立開業なのかが分からないと
具体的な話として説明できない。
ハッキリとした情報を受け取りたいなら、
年齢、性別、現状、そして、何が問題なのか?を入力する必要がある。
すると、占い師はその問題領域に簡潔なテーマを与えて
情況をすっきり整理した視点から
鑑定結果を説明することができる。
いや、もちろん秘密にしておきたいことで、
だれにも言いたくないことを言う必要はない。
ただ、コンピュータであっても、入力が違えば答えも異なるはずだ。
朴術はイメージなので、表現を限定しないという性質を持っている。
言い換えると時間や空間、この世界の制限に対して自由な位置にある。
それゆえ、朴術で鑑るときに
具体的な結果が知りたいなら
具体的な情報が必要だ、ということだ。
**** 終わりに ****
ここで述べたことを実践すると、
あなたの質問に対するネット上での回答数は
これまでのものと大きな差ができるだろう。
それだけではなく、
あなたが実際に占い師を訪れる際も、あるいは電話鑑定を受ける際にも
相手に対して、簡潔で必要な情報をすばやく与えることができるので、
時間も短縮され、鑑定結果も具体性を持ってくるに違いない。
というわけで、
「今年一年の私の運勢を鑑て下さい!」
も実はかなりな鑑定量になる。
テーマを絞ること、
そして、
現在の状況と問題・課題を簡潔に説明すること。
誕生日、性別も忘れないこと!
まず、テーマをひとつに絞って、
その鑑定結果が当たっていると思えば
次は別のテーマで質問するか、
あるいは、同じテーマをもっと詳細に質問する、
という選択肢になるだろう。
このように質問をコンパクトにまとめると、
占い師、あるいは占いをよくする人たちから
かなりな好反応を得ることができるだろう!
ぜひ、お試しあれ♪
ラ (^王^)/