今日は夢の話をしよう!
朝、寝床でグズグズしたせいか、起きたとき夢を覚えていた。
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どうも、高校の同窓生30~40人でいろんな場所を旅していた。
そして、かなり大きなブティックに入った。
みんな思い思いに服を選んでいたそのとき、
そのホール中央の長椅子に座った外人がパンパンパンと手を叩いた。
買い物に夢中だった同級生たちは、ん、なんだ~?と
2階や3階から、吹き抜けになった一階ホールを見下ろした。
その外人男性は大きな声で店の販売員に言った。
「私は服を選ぶエキスパートです。」
「あなたは今までお客様すべてに、
いつもぴったりの「完璧な服」を提案できましたか?」
「え、いえ~完璧な服なんて?・・・」と店長らしき女性。
「では、今日は特別に、
私があなた方に、完璧に似合う服を探してあげよう!」
なぜか同窓生たちはキャーキャー叫んで集まってきて、
彼に服を選んでもらっていた。
私は旅行の幹事か添乗員役だったに違いない。
このまま放っておくと、収拾が付かないと感じて
「じゃあ○○時にさっきの場所に集合ー!」と言って
そのデパートから出て、ブラブラ散歩をした。
時間になってようやくみんなが揃って空港に向けて出発した。空港の手前で「あなたのすべてをリーディングします」
という看板で立ち往生した。
「オレそれやってみたい!」と一人が座り、
あとの残り全員が観客になったからだ。
飛行機の時間にイライラしながらも、私もそれを眺めていた。
「お~い、そろそろ行かないと帰りの飛行機に乗り遅れるぞー」
と言ったあたりで目覚めた。
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夢解:
オチも、クライマックスもなくて申し訳ない^^;
こういう一見わけの分からない夢を見たあとは、
寝床から出る前にすることがある。
「この夢は一体何が言いたかったのか?」と自問することだ。
すると必ず応えがある。
私の得た答はこうだ。
学校を出たあとの人生ですることは自分の服を選ぶこと。
それは巨大なデパートと同じでほぼ無限に用意されている。
ここで言う服とは
「仕事、職業、地位、家庭、環境、肉体、健康、思考、人間関係、観念・・・」
地上的なもの、形あるものや概念すべてを指している。
これらを、たいていの人はそれを自分だと信じていたり
あるいは、それは状況であって自分ではないと思っていたりする。
または、それらを取り去ると自分が残らない、と思う人もいる。
もちろん、どう思うかは、その人の自由なのだろう。
どうやら私は、人生の服を選ぶ夢をみたようだ。
では、私は何か完璧な服を選んだろうか?
いや。
私は、選んでもらっていない。
同窓生が服を選んでいる間、
私はその巨大なデパートを出て、
ブラブラ散歩していたではないか!
そして、面白いことに空港の手前で「占い師」に出会う。
でも、もう、同窓生はみんな旅を終えて、帰るだけなのだ。
ただ、飛行機の時間待ちの間だけ「占い」を楽しんでいるだけだ。
現在の私の職業は、帰りの飛行機の時間待ちなのか♪
人生の服を選んだ人も、選ばなかった私も結局、帰りは同じ飛行機に乗るようだ。
「完璧な服」は選んでも、選ばなくてもいいようだ。
とはいえ、私は旅行中、ずっと裸だったわけじゃない。
その時々にふさわしい格好をしていたはずだ。
完璧な服。
完璧な人生。
完璧な職業。
完璧な家庭。
もし、完璧な何かが存在するなら、
すでに多くの者が手にしているだずだ。
100%満足できて、ずっと保障される環境や条件があるなら
それは、すでに誰もが享受しているはずだ!
義務教育や電化製品のように・・・。
そうでないなら、完璧な服とは、TPOで Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)